着物に関する雑学

着物に関する雑学

最後に着物に関する日本語についてお話しましょう。

 

着物の下に着る長襦袢(じゅばん)というものがありますが、この長襦袢を身頃と裾除け部分の上下に分けた物をうそつき襦袢といいます。パッと見、1枚の長襦袢のように見えるのですが、実は分かれているので「うそつき」というのだそうです。更に、袖も取り外せる3部構成になっているものは「大うそつき」というのだそう。長年の知恵なのに、うそつき呼ばわりしなくてもいいじゃない、と当の長襦袢が言っているかどうか定かではありませんが、うそつきと言う割には、洗いやすく、簡単に着物の丈に合わせることが出来るなどメリットは大なのです。

 

着物の部分に関する言葉は沢山あります。「襟を正す」「袖を振る」「袖にする」「濡れ衣を着せる」などなど。平成の世の中でも、着物に関する言い回しや言葉は、日本語の微妙なさじ加減を表すのにとても有効なものだということが分かります。さて、すっかり存在が薄くなったかのような着物ですが、最近では着物女子なる人達がとうじょうして話題になっています。お芝居を見に行ったり、友達とご飯を食べる席に着物を着こなして来る女子の事をいいますが、原点回帰とでもいいましょうか、着物の良さが見直されている嬉しい光景でもあります。